断頭台へはお迎え付きらしい ページ4
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(はぁ…疲れた。)
すっかり暗くなった空に小さく漏らしたため息が溶けていく。
いつも通りの業務時間のはずなのに、いつもの倍働いたような疲労感はきっと今朝のことが原因だ。
「…どうしようかなぁ」
『何が？』
「うわっ！」
後ろから急に掛けられた声に驚き、思わずよろけた私をいとも簡単に引き止めた腕
「ありがとう。…じゃなくて、なんでいるの？」
『今朝の続き話すために決まってんじゃん。』
「決まってんだ…」
どうやって逃げようかと画策していると、
『逃げんなよ。』
どうやら断頭台は近い…
こちらも見ずに告げられたそれに、諦めて彼の後ろをトボトボと歩く。
着いたのは二人でよく来るお店。
何も言わず個室に案内されれば、もう詰みだ。
『何飲む？』
「お、オレンジジュースで…」
『…体調悪いの？』
「ううん。」
『ん、ならいいや。』
定員さんを呼び、飲み物と数品料理も頼んでくれている。
いつもお酒を頼むのに、ソフトドリンクを頼んだ私にすぐ体調の心配をしてくれるあたり、怒っては無さそうだ。
(ビビリ過ぎた？)
ちょっとだけホッとして、お冷を飲めば彼がニッコリと笑う。
『で、続き話そうか？』
…前言撤回。
冷えた背中はきっと、空調のせいではない。
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本心を伝えるのは体力が必要→←告白って言うか…脅しじゃない？
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よちよち(プロフ) - 初めてコメントします。毎日楽しみに読ませて頂きました。いいですね🥰翔太くんのデレ感‼️読めてキュンキュンしました‼️ (4月10日 3時) (
レス) @page16 id: bee34b06b2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆづ(プロフ) - はじめまして。楽しく拝見させていただいているのですが言葉の誤用が気になったのでお知らせです。定員→店員。あと役不足という言葉は間違えやすいですが反対の意味ですよ。これからも素敵な作品期待しています!！ (4月5日 23時) (レス) id: 054daa6dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お豆腐屋さん | 作成日時：2024年4月4日 23時
