◉【番外編】喧嘩 ページ41
◇◇◇
[宮舘 side]
ピンポーン
宮舘「本当に来た…」
仕事が終わり帰宅して夕食を作っていると鳴ったインターフォン。画面を確認するとAの姿。
翔太からそっちに行くと思うと言われていた。とはいえ本当に来るとは…
宮舘「どうぞ」
エントランスの解除ボタンを押して、夕食の仕上げに入った。
宮舘「喧嘩したって?」
「うん…」
夕食を食べて食後の紅茶を出す。ここに来た原因について聞くとAはゆっくり話しだした。
「私が悪いっちゃ悪いの。」
納期に追われてここ数日帰りが遅かったA。連日、力尽きてソファで寝落ちている姿を見た翔太は心配して声をかけたという。
「心配してくれてるのはわかるんだけど、言い方にカッとなっちゃって…言い返した…それで言い合いになって最終的に仕事辞めればって…お前を養うことくらい余裕だって言われて、ブチギレて出てきた」
余裕なかったから余計腹立ったと続ける。
宮舘「それは腹が立つね」
ほんと、翔太は言い方が悪いんだから…
「私、暫く帰るつもりないからここにいさせてね。翔太なんか栄養バランス崩してニキビでもできればいいんだ」
幼馴染とはいえ人の彼女と数日暮らすのは大丈夫なのだろうか…?念の為、翔太にLINEを入れる。
それにしてもニキビねぇ…Aが帰らなければすぐにできそうな気がするよ…
渡辺わかった
渡辺気が済むまでいさせてやって
渡辺迷惑かけてごめん
宮舘反省してるなら早く連れて帰って
はぁ…全く手のかかる幼馴染だ。
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作者名:雪 | 作成日時:2024年4月6日 18時