Sweet? or Sour? Orenge juice

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白side







って意気込んだから
康二くんが運転してくれてる車の中でも
たくさん話しかけたのに
全然いつもの笑顔になってくれない







その後も静かでちょっと気まずいまま
ほぼ同棲状態の康二くんの家に着いた








ｶﾞﾁｬｯ


白「ただいま〜」


橙「…」








無言か。
なんか怒らせるようなこと言ったかな…







白「康二く、」


橙「らうる。ソファ隣座って。」


白「あ、うん。」








声をかけられて恐る恐る隣に座る








白「康二くんなんで何にも喋ってくれないの？」


橙「………… いん？」


白「ごめん、聞こえない。」


橙「…… りょくないん？」


白「え？」


橙「やから、俺って魅力ないん！？」


白「……は？」







肩が跳ねるくらい急に大きな声を出したと思えば
魅力ないやらなんやら訳のわからないことを
涙目で不安そうに言い出す







白「ていうか、康二くん魅力ありまくりだからね。
なんで急にそんなこと言い出すのさ！」


橙「だって…」


白「だって何？」


橙「自分たちのペースでっていうから…」


白「ん？」


橙「らうるが18歳になったら… その
キスとかハグよりも、」


白「先にいくと思ったってこと？」


橙「そうです… ごめん。
なんか一人で先走ってもうた。
ご飯作るな！ ソファ座って待っとってや！」








このままおあずけとか無理じゃない？
そんなかわいいこと言われて我慢するなんて
誰もできるわけないでしょ







白「どこ行くの？」


橙「キッチンやけど」


白「このまま行かせると思う？」


橙「いや、えっと… お腹減ったやろ？」


白「うん、お腹減ったよ」


橙「じゃ、」


白「今は康二くんを食べたいな」


橙「…………へぇ？ っうあ‼︎」







細い腕をクィッと引っ張ってみれば
簡単に座っている俺の膝へダイブ
自然と上目遣いの格好になる







こんな姿、他の人が見たら
誰でもノックアウトするよね
でも手に入れたのは3Bでもなく誰でもない
俺だけだからね。







橙「ら、らうる…？」









あぁ、そんなうるっとした目で
純粋で綺麗な目で見ないでよ
我慢できなくなっちゃう









我慢するつもりはないけど。









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