紅一点×SnowMan⑨ (ページ25)

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「ごめん。ちょっとやばい姉で、母も亡くなった今、戸籍も離して縁切ってるから。」

深『え？お母さん亡くなったの？』

阿『まじか。知らなかった。』

私の母が亡くなったことは、
このグループではなべくん以外に言ってなかった。

と言っても知ってるのは秀明くん、
優吾、樹、風磨くらいだけども。

「特に黙っていたとかではないんだけど、滝沢歌舞伎が始まっていたタイミングだったし、公表予定もなかったから、、、。」

佐『いや、そんな大事なこと、、、。言えって。』

みんなは困惑と怒りと混ざった顔をしている。
それがどんなことに対するかは分からないけど。

家族の話はしたくなかったけど、
迷惑がかかるなら話は別だ。

「ごめん。家族の話はあまりしたくなくて。」

そう言ったら、みんなは何も言えないことを
知っているからわざとそう言ってしまった。

深『それは、別にAは悪くないだろ。』

「でもっ。」

宮『とりあえず、照の話も聞こう。まずはそこからだよね。』

秀明くんが電話をするとすぐにひーくんがやってくる。
彼の顔は見るからにやつれていて、生気がない。

岩『まずはみんなごめん。』

深『あれって真実なの？』

岩『、、、。うん。未成年がいるのは知らなかったけど、実際に行ったのは本当。』

「その中に姉がいたの？」

そう聞くとひーくんは黙っている。

「ひーくん、教えてほしい。」

岩『真美、、、Aの姉はいなかったよ。だけど、その合コンを組んだのが真美だったんだよね。』

つまり、姉の息のかかった人間が参加したってことね。

「なるほどね。」

滝『前にAが滝沢歌舞伎中に階段から落とされた時の犯人がそのお姉さんだったんだよ。示談にする代わりに、松雪A関係のことを言わないって念書は書いたんだけど。まさか岩本をついてくるとは思わなかったな。』

岩『ただ、俺が参加したのは事実だし、、、。本当にごめん。』

ひーくんが頭を下げている横で
私は呆然と立つしかなかった。

阿『この記事、消すことできないんですか？』

滝『厳しいね。』

深『どうなるんすか？』

滝『しばらくは謹慎処分にする予定だよ。』

秀明くんの言葉にみんな黙ってしまう。

滝『デビューのタイミングは狙われやすいから。』

「、、、。この責任は私にもあります。」

そう言ったらみんな顔を見上げる。